実務ブログ戦略立案初心者向け

施策を増やす前に作りたい、Webマーケティング戦略シート

SEOや広告を始める前に、事業目標・顧客・提供価値・KPI・資源配分を一枚につなげる方法を整理します。

結論

戦略は施策の一覧ではなく、限られた資源をどこへ集中するかを決める判断基準です。

実務で押さえる3つのポイント

事業目標

売上や利益など、マーケティングが支援する最終成果を一つに絞ります。

顧客と価値

誰のどの課題を、競合と異なるどの価値で解決するかを言葉にします。

選択と集中

取り組む施策だけでなく、今期は取り組まない施策も明確にします。

戦略シートを作る理由と考え方

施策が増えるほど、チームは「何をやるか」に追われます。戦略シートは、事業目標、顧客、提供価値、優先施策、KPI、資源配分を一枚につなぎ、やらないことまで決めるための判断基準です。

1.目標と課題を混同しない

「SEOを強化する」「SNSを毎日更新する」は手段です。先に、売上、粗利益、商談、継続率など達成したい状態を決め、その差分を課題として捉えます。課題が「認知不足」なのか「比較で負ける」のか「問い合わせ後に失注する」のかで、選ぶ施策は変わります。

2.誰にどんな価値を届けるかを絞る

広すぎるターゲットは、メッセージも施策も曖昧にします。優先顧客の状況、課題、選定基準、購入障壁を整理し、自社が提供できる価値と競合との差を言葉にします。「高品質」ではなく、顧客の仕事や生活がどう変わるかまで具体化します。

3.KPIと資源配分を一緒に決める

KPIは活動量ではなく、成果までの因果関係を確認する指標です。問い合わせ目標から逆算して、必要な訪問数、CVR、商談化率を置きます。同時に、人員・予算・期間・制作能力を確認し、優先施策を3つ程度に絞ります。

例:「記事を月10本」ではなく「対象テーマの自然検索流入から月15件の資料請求」を置き、必要な制作量を逆算します。

実務での進め方

順番どおりに進め、各段階で判断材料と成果物を残します。

事業目標と期限を置く

売上・利益・顧客数などの最終目標を、対象期間と現在値を含めて定義します。

現状とボトルネックを特定する

ファネルの数値と顧客の声を確認し、成果を止めている一番大きな課題を選びます。

優先顧客と提供価値を決める

誰のどの課題を、どのような強みで解決するかを一文で表現します。

顧客行動に沿って施策を選ぶ

認知・比較・購入・継続の各段階で必要な接点を整理し、役割が重複する施策を削ります。

KGI・KPIと責任者を設定する

最終成果、先行指標、確認頻度、担当者、判断基準を表にまとめます。

90日単位で実行と見直しを行う

短い期間で検証し、成果・学び・次の判断を記録して戦略シートを更新します。

簡易チェックリスト

最初の確認に使う簡易版です。該当しない項目があれば、詳細調査や担当者との確認へ進みます。

施策名より先に目的が書かれている
対象顧客が具体的に説明できる
KPIが事業成果につながっている
やらないことが決まっている
四半期ごとの見直し条件がある

よくある質問

戦略シートは何ページ必要ですか?

最初は一枚で十分です。意思決定に必要な要素を一枚で共有し、調査資料や詳細計画は別紙にします。

KPIは何個設定すべきですか?

主要KPIは3〜5個程度に絞り、診断用の補助指標を別に持つと運用しやすくなります。

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テーマ単体ではなく、前後の戦略や計測とつなげて確認してください。

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